【役立ち知識：商標】商標を最も多く出願している人は？ （2022/05/31）

日本で最も高頻度に商標を出願している会社・個人はどなただと思われますか？（２０２０年度） 　下表は商標出願数ランキング（２０２０年度公開商標公報基準）です。 　 （１位の会社は、２位の特定個人が代表者となっています。） 　実は、キャラクターや商品の名称が多岐にわたる企業よりも、特定個人の方が遥かに多くの出願を行っています。この特定個人の出願は、商標出願の特許庁への費用を支払っていないものがほとんどです。そのため登録に至るものはまずありませんが、一般人が商標を出願した際に、この特定個人の出願が先行しているため障害となり登録できないとされる場合があります。しばらく時間が経てばこの先行商標は特許庁に却下されると見込まれるため、冷静な対応が必要です。 　又、プレスリリースやメディア報道がなされると、このような他人が商標登録を先取りしようとする場合があるため、自社の商標出願はいち早く済ませておくことが肝要です。 　特許庁でも２０１８年に、「自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ（ご注意）」と題し、このような他人による商標の先取り出願に対し注意喚起を行っています。 https://www.jpo.go.jp/faq/yokuaru/trademark/tanin_shutsugan_180608.html 　上記グラフは知財ラボ「2020年公開商標公報 出願人ランキング」のデータを参考に編集・作成しました。 https://jp-ip.com/ranking/31350

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