【役立ち知識：特許】 共同開発と共同発明者 （2012/08/08）

複数人が関わった発明については、どんな人までが共同発明者（特許を受ける権利を有する者）になるのでしょうか。 　特許法上の発明とは「技術的思想の創作」を言いますから、共同発明者となるのは「思想の創作」に実質的に関わった（思想を具体化した）人までとなります。 　すると、逆を言えば、例えば ・部下に対し具体的な解決策を示さず課題のみ与えた人（単なる管理者） ・発明者の指示で実験やデータの収集等を行っただけの人（単なる補助者） ・研究費用や研究施設を出資しただけの人（単なる後援者・委託者） ・新しい着想を具体化せずに公表のみした人（単なる着想者） は、「思想の創作」に実質的に関わっていないので共同発明者とはなりません。

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