【役立ち知識：意匠】 動きのアイディアの保護 （2012/05/07）

物の動きが、何らかの技術的な効果を発揮するものである場合、その動きは特許として権利化できる可能性があります。 　では、「単なる面白い動き」はどうでしょうか。 　そのような動きは意匠として権利化できる可能性があります。 　意匠には「動的意匠」という、形態変化の前後の形態を纏めて一意匠として保護する制度があります。 　元々は、一物品一形態が原則の意匠において、形態変化する物品は各々の形態毎に権利取得しなければならないという不合理を解消するために導入された制度なのですが、この制度を利用すれば、面白い動きを間接的に権利化することができるのです。 　動的意匠を利用して動きを保護している例としては、びっくり箱や、形状変化するロボットおもちゃ等があります。

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