【役立ち知識：商標】音商標 （2015/06/15）

「音」の商標登録出願が２０１５年４月から新たにできるようになりましたが、２０１５年４月１日〜３０日までの出願受付分で、１９２件の出願があったようです。他国と比較すると、米国では１９４７年〜２０１２年の約６５年間で２５７件、欧州では１９９６年〜２０１２年の約１６年間で１６５件ですので、新しいタイプの音商標に対する日本での注目度の高さ、ブランド・商標戦略の活発さが表れています。 　この音商標とは、音楽、音声、自然音等からなる商標であって、聴覚で認識される商標のことです。例えば、ＣＭ等に使われるサウンドロゴや、パソコンの起動音等が挙げられます。但し、商品が通常発する音や、単なる自然音を認識させる音等は、原則として自他商品等の識別力を有していないため、音商標とは認められません。 　出願に際しては、文字又は五線譜等で、商標登録を受けようとする音を特定するための記載が必要で、音商標を記録した電子データの提出が義務付けられています。 　音商標の公開商標公報が発行されましたので、特許情報プラットフォーム：Ｊ−ＰｌａｔＰａｔ（旧特許電子図書館：ＩＰＤＬ）において音声を確認することができます。尚、経済産業省の下記のサイトで、音商標の公開商標公報について詳しく記載されています。 　経済産業省：音商標の公開商標公報が発行されました。（ＭＥＴＩ／経済産業省） 　又、米国特許商標庁の下記のサイトで、米国での音商標が紹介されています。 　米国特許商標庁：Trademark　"Sound　Mark"　Examples

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