【手続情報：特許】審査請求期限の起算日（外国） （2023/06/22）

審査請求期限の起算日は国によって異なります。 　ひとつは、日本と同様に出願日を基準にしている国があります。 　又、優先日がある場合は優先日を基準に計算している国もあります。例えば中国はPCT国際出願の国内移行出願でも、その出願の優先日から３年以内に審査請求する必要があるので、移行期限ぎりぎりに移行すると、審査請求期限まで残り半年位となります。 　更に、タイのように出願公開日から５年以内、又は、異議申立（出願公開日から９０日以内に申立可）の決定から１年の遅い方、のように、基準が異なっていたり、ＡとＢのうちどちらか遅い方、と選択式になっている等の国もあります。 　上記表の例は、該当国で直接出願した場合であり、分割出願やＰＣＴ出願等では起算日が異なる場合があります。 　又、起算日が共通している国でも審査請求の可能な期間が異なる場合があります。 　更に、審査請求の種類によって審査請求の可能な期間が異なる国もあります。 　更に、法改正により起算日が変更される場合があります（※タイでは現在、審査請求の可能な期間を、出願日から３年以内変更する旨を含む改正案が提示等されていますが、施行についての情報は確認できていません）。 　更に、アメリカのように出願された案件は審査請求なしに全て審査される国もあります。

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